海外の反応 アメリカへの渡航禁止による旅行キャンセルの件から考える1つの欧州というアイデアやコロナ蔓延と国民性の関係

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今回は、米トランプ大統領が3月13日からイギリス等を除く欧州26カ国からの外国人旅行客の入国禁止措置を30日間実行すると発表したニュースについてです。

30か国語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

米ドナルド・トランプ大統領は、過去14日間に26の欧州の国々に滞在した大多数の外国人に対して30日間のアメリカへの渡航禁止を発表した。この禁止令はアメリカ人には適用されない。

DEUTSCHE WELLE, NEWS, “US restricts travel from EU: What you need to know“, Date 12.03.2020

アメリカへの渡航禁止によりドイツ在住筆者の旅行もキャンセルに

不幸にも、私たちも今回アメリカへの渡航禁止による影響を受けてしまいました。

今月後半から2週間ほどアメリカ(複数の都市)に旅行に行く予定で、アメリカ国内線含む複数のフライトや複数のホテル、レンタカーなどを既に数ヶ月前からバッチリ予約していました。また、スケジュールやホテル、レストラン、日帰りツアー選びなど、具体的に細かな計画を立てるのに(もちろん楽しみならがではありますが)かなりの時間を費やしました。

それが全て無駄になっただけでなく、既に支払った代金もおそらく100%は返ってこないだろうとなると、非常にやるせない気持ちになります。

何より、ここ数ヶ月は今回のアメリカ旅行を楽しみに仕事も毎日頑張ってきたのにその楽しみが「あと2週間!♪」というところで急に消えてしまったのは、残念無念以外の何ものでもありません(ここ最近は毎日カウントダウンもしていました)。

このニュースを知った日は、大袈裟に聞こえるかもしれまえんが心にポッカリと穴があいた気持ちでした。

1つの欧州というアイデア

数週間前から、新型コロナウイルスがヨーロッパでも広がり始める様子を見ていて「アメリカに無事行けますように」「ドイツからの入国禁止になりませんように」と時々考えてはいました。でも、今回のように「ヨーロッパひとまとめ」で来るとは思っていませんでした。

これを受けて、本当にヨーロッパの国々は「ヨーロッパ」としてまるで1つの国のようにひとまとめにされがちなのだな、と改めて実感しました。

だからヨーロッパ人は、例えば外国に行った時に「何人?」と聞かれると、具体的に国で言わずに「ヨーロッパ人」と答える人もいるくらいです。

日本人の感覚からすると、外国に行った時に「何人」と聞かれて、日本人と言わずに「アジア人」とは答えなくないですか。個人的には日本と言わずにアジアという意味がわかりません。

日本以外のアジア諸国が日本に似ているとも思わないし、「アジア」という括りがそもそも大きすぎて違和感を感じます。1つにくくれるレベルじゃないと思っています。文化も政治も経済的な豊さも人々の見た目も、全部「アジア」とされる地域の国々は異なりすぎませんか。少なくとも、ヨーロッパよりも各国のギャップが激しいのは確かです。

ヨーロッパの場合に話を戻して… だからヨーロッパ人はアジアもそうなのだと(似てる、ひとまとめにできる)勘違いしがちです。最初はそれを不快に感じることもありました。例えばタイと日本の違いがイマイチわからないような欧州人に出会ったりした時は(※タイと一緒にされるのが嫌だという意味では全くなく、アジアに対して無知すぎて傲慢に感じるという意味です)。タイと日本ってタイとドイツ並みに離れてますよね。タイと日本に、これといった共通点ありますでしょうか?類似点よりも相違点の方が遥かに多いのは確かです。

でも今回のアメリカへの渡航禁止を受け、改めて本当にヨーロッパって1つなんだな、いつも「ヨーロッパ」として1つにまとめられてしまいがちなんだなと実感しました。そのため、日本とタイを似たように扱ったヨーロッパ人はこっちが不快に感じるなどと思ってもみなくて、おそらく完全に自分のヨーロッパ人の感覚で考えていただけなんだろうな、と改めて思いました。アジアに関する無知さがお粗末なのは言うまでもないですが。

新型コロナ蔓延と国民性の関係

欧州では今イタリアやスペインでコロナが猛威を奮っています。ドイツはこれらの国々に比べればまだ良い方と言えます。日本もそうですよね。中国と韓国に比べて、感染を最小限に抑えることに成功しているように感じます。

この状況を見ていて、国民性が影響する可能性もあると考え始めました。例えば、日本人は世界的に見ても指示に従うのがものすごく得意な国民です。要は、良くも悪くも従順なんですね。

だから今回も細かい指示通りに、手を洗う、マスクをする、消毒する、などの気をつけるべき点を国民の本当に大半がきちんと守って対策しているのでしょう。それにより、すぐ近くの中国や韓国ではあんなにも蔓延しているにも関わらず感染者の数を抑えることに成功しているのではないか、と考え始めました。

例えば台湾も感染を抑えることに成功していると聞きました。

ヨーロッパの場合、ドイツはヨーロッパの中では最も秩序ある国民とされています(日本人的に見たら、日本人の方が秩序あると感じることは多々ありますが)。逆にイタリアやスペインなど南欧の人たちは、あまり細かいことを気にしないいわゆる「easy going」な国民性で知られています。

もちろん、単なる国民性だけで感染の広がり度合いが決まるわけでないのは百も承知です。各国の医療システムや制度など、様々な要素が絡み合った結果、一気に広がってしまう国もあれば抑えることに成功している国もあるのだと思います。

でも、国民性が全く関係ないかというとそれもまたちょっと違うような気がします。もしかしたら実際の関連度合いは低いのかもしれないけれど(誰も正確に測ることなどできませんからわからないですよね)ちょっとでも関連がある、というのは言えるのではないかと思います。

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