本日8月15日はお盆、そして令和初の日本の終戦記念日ですね。
お盆休み真っ只中
日本では、現在お盆休み真っ只中な方が多いのではないでしょうか。今年は13日と14日を休めば、土日含めて約10日連休になるという方も多かったと聞いています。
今日まで故郷や行楽地でゆっくり過ごして、明日以降帰宅という方が多いでしょうから、明日以降いわゆるUターンラッシュが懸念されますね。
ドイツの終戦記念日は5月8日
ドイツでは、終戦記念日と言えば5月8日です。ご存知の方も多いかと思いますが、ヨーロッパ戦勝記念日、いわゆる「VEデー (Victory in Europe Day)」ですね。
ドイツ目線で見ると、連合国が勝利した日… つまりドイツ的には敗北した日ということで、ちょっと複雑ですよね。
世界的には「Victory in Europe Day」という名になっているけれど「いや私たちからしたら勝利じゃないから。逆だから。」って感じですよね。という訳でドイツ国内ではこの日は「Ende des Zweiten Weltkrieges (第二次大戦終戦の日)」と呼ばれています。
日本の感覚だと終戦=8月15日なので、ドイツでは終戦は5月8日なのだと、初めは何か違和感を感じました。とは言え、世界対戦だっただけに終戦を迎えたタイミングも各地で若干異なったのだなと、しみじみ感じます。
日本は、終戦を迎えるまでに欧州よりもおよそ3ヶ月長くかかったわけですね。
台風10号
さて、今年のお盆はお天気が大荒れだったとも聞いています。西日本を中心に台風10号が猛威をふるっているとか。
英語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。
台風により日本では数百ものフライトや電車がキャンセルを余儀なくされている。更に、政府は40万人以上もの人々に避難の準備をするよう呼びかけた。交通機関の乱れは行楽シーズンの真っ只中に発生している。
DEUTSCHE WELLE, NEWS, “Japan advises mass evacuations as powerful storm Krosa looms“, DATE 15.08.2019
肌で感じる気候変動
台風10号による被害が拡大しないことを祈るばかりです。日本でもここ数年は異常気象が相次いでいると聞いています。地球が悲鳴をあげているのでしょうか…。
ドイツでも、ゆっくりと、でも確実に年々気候が変わりつつあるな、というのは感じます。
およそ10年前、私がドイツに住み始めた頃は夏でも湿度や気温が日本ほど高くなく、日本よりは遥かに過ごしやすくて「ドイツの夏ってこんなに気持ち良いんだ」と驚いたことを覚えています。
元々涼しいドイツの家には冷房がないですし、オフィスや公共施設、公共交通機関にもないところが多くあります。それよりも、寒い冬を乗り切ることに注力しているので、暖房設備の方をしっかりと整えています。
でもここ数年は、そんなドイツでも30度を超える「ガチな夏日」が増えてきましたし、今年は40度前後になる日さえありました。
そうなると、いくら湿度が低いドイツでも「めちゃめちゃ暑い」ですし、そして冷房設備が整っていないとなると、かなり行動が制限されます。
特に運悪く冷房が付いていないトラム、バスや電車にあたってしまうと(ものによって付いてたり、付いていなかったりするのです ^_^;)中がサウナのような状態で、私含め、気分が悪くなってしまう方は多くいらっしゃると思います。
30度を超えるような日は、私は公共交通機関は使わないようにし、外出先も冷房があるとわかっているところのみ行くようにしています。
この状況を考えると、日本は基本的に夏はドイツよりも毎日遥かに暑いけれど、元々冷房設備が整っているので、外が暑くてもちょっとお店に入れば天国!という環境なので、日本の夏の方が総合的に見て快適だったりして、とかここ数年は思ったりします。
とは言え、ドイツでは30度を超える日はそう長く続かないのが救いですが…(暑くなると、雷雨がきて一気に涼しくなる、というパターンが多いです)。
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