【海外の反応】台風15号「Faxai」首都圏直撃 – 通勤通学時の大混乱/テレワークの可能性/潔く休むべき

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今回は台風の話題です。日本に大型の台風が来ていたと言うことで、首都圏も大いに影響を受けたと聞きました。犠牲となった方とご家族の方には心よりお悔やみ申し上げると共に、負傷された方々の一日も早いご回復をお祈りしております。また、交通の大混乱に巻き込まれ多大なご不便を被った方々には、心よりご苦労様ですとお伝えしたいです。

ドイツの国民的ニュース番組「tagesschau (ターゲスシャオ) 」でも、記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

首都圏にてひどい嵐と雨: 台風15号により日本のメトロポリスは損害と交通の混乱を被った。

TAGESSCHAU, Taifun in Japan ““Faxai” fegt über Tokio hinweg”, Stand: 09.09.2019 03:47 Uhr

台風の名前って日本だとただ「OO号」と数字で呼びますが、海外だとちゃんと人間ぽいような名前を付けることが多いですよね。ちなみに今回日本で台風15号と呼ばれている台風は、海外では「Faxai(ファーサイ)」と呼ばれています。なんでもラオスが命名したとのことで、Faxaiとは女性の名前だそうです。欧米の名前じゃないと、外国の名前ってあまりピンと来ませんよね。

さて、今回の台風に関する報道を聞いていて、また実際影響を受けた人たちからの話を聞いていて問題だと感じたのは「日本の通勤」です。

今回の台風は首都圏の交通機関に多大な影響を及ぼしたため、朝早くから通勤通学される働き者な方々が大混乱による負の影響をもろに受けてしまったと言えます。とある駅では電車が止まった/遅延しただけでなくそもそも駅に入ることができず、駅に入るためだけに列に並ばされそのまま2時間程待たされたとか。きちんと列に並ぶ働き者の日本人。その皮肉な光景が目に浮かびます。

この大混乱の影響で、いつも通り通勤するために8時などに家を出たにも関わらず、ヘトヘトになりながら職場にようやく到着したのは午後になってから。結局、実質数時間しか働かずにもう夕方〜夜になってしまいまた帰途につくという、働く側にとっても会社にとっても非効率極まりない事態が多く発生したようです。

このような、天気や自然災害などによる緊急事態の場合。理想は「今日は家で働きます」とフレキシブルにテレワークに切り替えられることです。でも会社によっては機密事項が多かったり、セキュリティ面でものすごく慎重になる必要があったりなどのやむを得ない理由から、在宅勤務を禁止している会社が多いのも理解していますし、こういったケースは確かに仕方がないと思います。

でもその場合、こういう非常事態な日は潔く休みましょうよ。会社がそれを公式にOKにする必要があるし(当日に、ではなく普段からそう決めておくことが理想)「そういう日は休んで当たり前」と社員皆が心置きなく休める風潮を作っておくことも、現代の会社として求められると思います。

ドイツではあまりこういった自然災害による大混乱、みたいな状況は起きませんが、ストライキにより公共交通機関が動かない日などはたまにあります。そういった日は、普段公共交通機関で出社する社員は、当然無理して駅で待ったりするのではなく休みます。WhatsApp (日本で言うLINEのようなもの)で上司に「今日ストライキで電車動いてないから休みます」と一文メッセするだけ。当然上司も快く承知し「了解、明日は電車動くと良いよね」といったカジュアルなやりとりが発生するのみです。その1日は「ラッキー」とでも思って、思いがけない1日休みをゆっくりと楽しむでしょう。

日本にもこういった現代的で理解のある企業もあるかもしれませんが、まだこれが当たり前に浸透していない企業は、こう考えるべきです: 「社員が1日休んだだけで、結果として仕事の成果は変わりません」。だってたったの1日じゃないですか。

しかも、今回の日本のように無理して駅で2時間も並んだりして、心も体もヘトヘトになって午後出社したって、働けるのは実質5時間もいかないでしょう。しかも、普段より疲れ切っているため集中力も低下しているでしょうし、正直その日のパフォーマンスは大したことないのではないでしょうか。そして更に悪循環なのは、その社員は次の日にもおそらく疲れを引きずっているだろうということです。一晩寝たくらいじゃそういった心身双方の疲れからは100%回復できません。つまり、その週の彼/彼女のパフォーマンスは残念ながらずっとベストコンディションではないと思います。

これじゃ「努力、根性」「真面目さ、誠実さ」といった、日本の伝統的な価値を守ってまで出勤して(させられて)働く意味なくないですか?まさしく本末転倒だと思います。

ドイツ人は、意味のないことや効率が悪いことには興味を示しません。つまり、緊急事態の日でさえ「努力、根性」「真面目さ、誠実さ」などの信念を貫いてまで出社はしない、ということです。

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