海外の反応 エルドアン大統領が女子大をトルコにも導入すると絶賛した時代錯誤から現代の男女平等について考える

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6月の28日と29日の2日間に渡り、G20が大阪で開催されていましたね。トルコエルドアン大統領も訪日されていました。

その際に、兵庫県西宮市の武庫川女子大学にてエルドアン大統領へ名誉博士学位が贈呈されたそうです。贈呈理由はなんでも、武庫川女子大とトルコ イスタンブールのバフチェシヒル大の交流を祝い、更なる促進を願って、というようなことだそう。

その程度のこと(と言ったら言葉がきついかもしれませんが)で名誉博士学位を贈呈?というのもイマイチ理解できませんが(国のトップともなるとよくあることなのでしょうか?)炎上しているのはその際の彼の発言です。

海外の反応 – エルドアンが女子大をトルコにも導入すると絶賛した時代錯誤

女子大」というコンセプトに非常に感銘を受け、トルコでも早速導入し推進していくと発言したそうです。そしてトルコに帰国するなり、既に導入に向けて準備を進めるよう指示したとか。

30か国語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

G20サミットのため訪問した日本にて、レジェップ・タイイップ・エルドアン (Recep Tayyip Erdogan) は女子大と言うコンセプトを知った。そして今彼はトルコにもこの概念を導入することに熱心だ。このアイデアには批判の声が殺到している。

DEUTSCHE WELLE, europe, “Turkey’s Erdogan pushes for gender segregation in universities“, Date 08.07.2019, Author Burcu Karakas

エルドアン大統領は保守的

エルドアン大統領と言えば、保守的なイスラム化を推進する政策で主に国際的な若者や先進的な考えを持つ人々からは批判を受けていることで有名です。男女の隔離という教育スタイルは、保守派の典型ですよね。

ストレートに言えば「古い」です。それをわざわざ今この現代に推し進めようとする。要は時代錯誤も甚だしい発言をし、実際に実現に向けて動き出そうとしているわけです。

男子校/女子校は不自然

日本には、男子校/女子校は今でも比較的多くあり、違和感を感じる人は欧米に比べてそこまで多くないと思います。優秀な男子校や女子校は沢山あり、私も否定するつもりは全くありません。ただ個人的な考えとしては、男子校/女子校には違和感を感じます。

なぜならこの世には男女両方存在します。「女子のみ」「男子のみ」という世界は存在しませんよね。そう考えると、子供からティーンエイジャー、そして大学生へと成長していく中で、その後社会に出て行った後と似たような自然な状態=「男女双方が自然に共存している状態」で毎日過ごした方が、自然だと思います。

「この世には男女両方いるのに、なんでわざわざ分けるのか」。それが個人的な大きな疑問です。「恋愛せずに勉学に集中すべき」?「成長期において異性の目を気にしなくて済む方が快適」?人それぞれ理由はあると思います。でも私は理由はなんであれ、分けるのはすごく不自然なことだと思います。

私はずーっと共学で育ったため、男女が混ざったグループに身を置く方が自然で自分的には快適だし、正しい状態と感じます。「自分を含め女子のみ」という環境に身を置くと、なんだか違和感を感じます。極端な話、「女子会」とかも正直好きではありません。

男女平等に関して遅れる日本

Deutsche Welleの記事にも書いてありますが、日本は男女平等という観点では残念ながら世界的にものすごく遅れている国です (世界経済フォーラムの2018年のレポート結果では、149カ国中110位)。ドイツに住んでいると、それを日常的に実感できます。

総合職/一般職の区切り

日本には例えば「総合職」「一般職」とかありますよね。一般職は総合職ほど仕事内容が厳しくなく、その分お給料もちょっと低め、転勤もありません、といった条件の会社が多いと思います。そして一般職は基本的に女性ばかり。もちろん男性も応募できますが、実際一般職として働く男性はものすごく少数派なのではないでしょうか。

これは単に一例ですが、ドイツでは「総合職」「一般職」のような区切りはありません。職業のみならず、学校もほぼ全部が共学。男子校/女子校はものすごく少数派だし、あるとしても私立で制服があったりして、大半の人が「なんでそこに通うの?」と疑問視するような感じです。

男女の家事の分担

日常生活においても、例えばドイツ人の場合「奥さん/彼女が家事」「旦那さん/彼氏が仕事」といったような区切りは全くないと言っても過言ではないと思います(家庭によって若干異なるのはもちろんですが)。

完全に平等、双方が双方の役割をこなすカップルが大半です。平日は2人とも仕事で忙しい。今週末は私が掃除で彼が料理、来週末は彼が掃除で私が料理…といった感じで。

日本だとまだまだ、例えば女性の方が掃除、特にトイレ掃除などは担う場合が多いのではないでしょうか。


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