皆さん、スリランカ料理って食べたことありますでしょうか?
スリランカは、インド南部のインド洋に浮かぶ人口約2千万人の島国です。このように、地理的に南インドに近接していることもあって、料理は南インド料理に似ているという特徴があります。主にカレーとライスといった感じの料理ですね。
本場では肉や魚介を使用した料理が多いようですが、私が今回訪れたレストランはドイツのドルトムントにあることもあり、多かれ少なかれドイツ人好みにはなっていると思います(魚介が少なめ等)。
でも、海外にあるスリランカ料理店としてはかなり本格的な方なのではないでしょうか。実際スリランカに行ったことがあって、本場で料理を食べたことがあればもっと明確に判断がつくのですが、残念ながら私はまだスリランカに行ったことがありません。
ロケーション
U-bahnならUnionstraßeが最寄りで、目の前です。HeinrichstraßeかWestentorからも各徒歩5〜10分程です。
S-bahnならDortmund Möllerbrückeからも歩けます。大通りにありますし、外観もちょっとインドっぽいような雰囲気を醸し出しているので、わかりやすいと思います。
雰囲気&インテリア
お店の雰囲気は、値段相応で、超カジュアルです。軽くインビスっぽくもあります。清潔感という点でも「スリランカのお店だな」という感じです。でももちろん、ドイツの飲食店の基準をクリアしているので問題ありません。

混み具合
平日、遅めのお昼といった感じで2人で14時〜15時頃に行きました。店内は半分以上がお客さんで埋まっていた印象でしたが、待たずに席に案内して頂くことができました。客層的にはスリランカ系に見える方が多かったです。
サービス
注文するまでと、その後お食事が運ばれてくるまで、結構待たされた印象です。満員ではなくとも結構沢山のお客さんがいたからでしょうか。それか次行ったら偶然早かった、とかももしかしたらあるかもしれませんね。店員さんたちはスリランカの方々っぽく見えました。
注文したメニュー
① Masala Tee mit Milch 2,30 EUR
(ミルク入りマサラティー)
② Vegetarisches Tagesgericht serviert auf dem Bananenblatt 7,90 EUR
(ベジタリアンの日替わりメニュー バナナの葉の上に盛りつけます)
Reis mit 6 verschiedenen orientalischen Gemüsecurrys, Zwiebelsalat & Papadam
(説明書き:ライスと6種類のオリエンタルなカレー、玉ねぎサラダ&パパダム)
※メニューはこちらから確認できます。

①のマサラティーは、インドのチャイラテみたいな感じでした。シナモン等複数のスパイスがよく効いていて、濃厚でとっても美味しかったです。
ちなみにミルクなしのMasala Tee (Gewürztee) 1,80 EURもメニューにあって、私はそっちのつもりで「Masala Teeっを1つ」とオーダーしたのですが、勝手にミルク入りの方が運ばれてきました(笑)
単純に間違えたのか、飲み物に関しては利益主義なのか (ミルク入りの方が若干値段が高いので) わかりませんが、絶対にミルクなしが良い場合は明確に「ミルクなしの方でお願いします」と言うことをオススメします。
ミルクが入っていた方が本場のティーに近いと思いますし、ほどよく甘くて濃厚でとても美味しいのですが、ミルクが入っていることでより満腹感が増すので、お食事と一緒に頼む時はミルクなしの方が良いかもしれませんね。
ちなみに①の写真は撮り忘れてしまいましたが、想像つくかと思います。何の変哲もないティーカップ&ソーサーに入ったミルク入りマサラティーでした。
②は、感動しました!まず見た目。説明書きにある通り、大きなバナナの葉の上にライス、6種のカレーと玉ねぎサラダ、パパダム が盛りつけられて運ばれてきます。
普段食べ物の写真は撮らないようなタイプの人でも、思わず写メりたくなると思います。彩りも良く、南国っぽいエキゾチックな雰囲気を醸し出した、とても美しい見た目です。
ちなみにパパダムとは、スリランカやインド地域でポピュラーな、スパイスと塩味の効いた小麦粉ベースの記事を薄く焼いた(または揚げた)サクッとした大きなチップスのような食べ物です。スパイスが効いたと言っても程よい味で、程よくしょっぱくて日本人の口に合うと思います。
味もとっても美味しかったです。ベジタリアンメニューを頼んだので、野菜ベースのカレーのみでした。オクラやじゃがいも、青ネギ、インゲン豆?そしてドイツのさつまいも(中がオレンジ色のものです)?かな〜と思う具材等がそれぞれ6種類のカレーに入っていました。
味も辛めのものからココナッツミルクベースであろうマイルド系、トマトベースっぽいさっぱり系など6種類様々で、大変バリエーション豊かに楽しめます。玉ねぎサラダは生の赤玉ねぎを使用していて、時々少しづつ食べることで良いアクセントになりました。
(食べた後に歯磨きたくなるかもしれませんが…笑)上に2つトッピングされた大きなパパダムもサクサク軽くてとっても美味しかったです。
量も、もちろんドイツ人サイズなので私的には十分でした(ドイツではどこでご飯を食べても、ケーキなどのデザートであっても、日本よりずっと多い量が出てきます。)
感想
最後に、これだけ美味しくて、見た目も楽しめて、量も十分でお値段が7,90 EURというのがとても良心的でポジティブな印象を受けました。ドルトムントは比較的物価が低めの街なので、そのせいもあるのかもしれませんが、かなりコスパに優れていると思いました。
カジュアルに、でも本場っぽい雰囲気を感じたくて、そしてなによりコスパ最高の美味しいスリランカカレーが食べたい時には、ドルトムントのSweet Chilliはぴったりなチョイスだと思います!
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