【株価大暴落 現地より海外の反応】わかりやすく説明 ブラックマンデー再来 / 新型コロナと石油価格 / OPECとは

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今回は、新型コロナウイルスの影響で株価が大暴落し投資家たちがパニックに陥っているという、株式市場の大混乱に関する話題です。

30か国語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

株価や石油価格は落ち着き、価値がほぼ3分の1まで下がった「ブラックマンデー」の後に立ち直った。スランプの原因はコロナウイルスと石油価格だ。

DEUTSCHE WELLE, NEWS, “European and Asian markets rebound after ‘Black Monday‘ shocks”, Date 10.03.2020

新型コロナだけでなく石油価格の下落も関連?

新型コロナウイルスにより世界各地で個人や組織の行動が制限され、通常通りに社会経済が回らなくなっているせいで、経済が停滞し株価が下がっているというのは理解しやすいと思います。

でも、今回の株価下落には石油価格も関わっています。一体どのように関わっているのでしょうか?

OPEC – 石油輸出国機構

まず、ここでよく出てくるのが「OPEC(Organization of the Petroleum Exporting Countries)」。日本語では「石油輸出国機構」と呼ばれます。アラブ諸国を主な加盟国とする石油輸出国のカルテルです。

世界の石油供給事情は、OPECによる独占であるという実態があります。ちなみにロシアなどのOPEC非加盟国も加えたバージョンが「OPECプラス」です。

これまで、OPECプラスは石油の供給量を抑えることで石油価格を上げよう、という方向性で動いていた背景があります。ところがこの交渉はうまくまとまらず、結局ロシアは石油を十分に供給し始める方向性で譲歩しました。

それにより石油価格が下がったというわけです。この流れが、今回の株式暴落の一因になった、と言われています。

実際、石油価格は景気の良し悪しを示す指標として機能すると言われており、そのため株価と同じような動きを示す傾向にあります。そう考えると今回、石油価格の下落が株価暴落に繋がったことも、納得できますね。

ブラックマンデーとは

今回、ブラックマンデー以降約30年間の中で株価の下げ幅が最も大きかったということで、この「ブラックマンデー」という言葉をやたら耳にしますよね。

特に金融や世界経済の事情に詳しくない方は「ああ、あの歴史的に有名な言葉だ」くらいで具体的な意味がピンとこないかもしれません。

そこで簡単にわかりやすく背景も含め、意味をおさらいしておきましょう。

ブラックマンデーとはその名の通り日本語では「暗黒の月曜日」ですが、1987年10月17日月曜日に起きた史上最悪の世界的株価大暴落のことを指します。

アメリカの株価指数「ダウ工業株30種平均」(日本で言う「日経平均」のようなもの)は508ドル下落し、値下がり率は22.6%でした。これらの数字はブラックマンデー関連の話題ではよく出てきます。

この大暴落は世界中に波及し、世界同時株安に至りました。

ブラックマンデーが起きた原因

ブラックマンデーが起きた要因は複数考えられるためさらっと一言でまとめるのは難しいです。ただ、メジャーな要因として考えられるのは下記の3つと言われています:

①80年代のアメリカの経済状況 – 当時財政収支と貿易収支がどちらも赤字である、いわゆる「双子の赤字(Twin deficit)」状態だった

②ルーブル合意に反して旧西ドイツが単独で金利を引き上げた

③自動売買システム(自動損切りプログラム)により売りが殺到

株投資に数年前から興味があり、いつ、どう始めようかやんわりと検討していたのですが、今の株式市場の状況を見て、また投資家の方々が「胃が痛い」と言っているのを見ていて正直「まだ始めてなくてよかった」と思ってしまいました…。

「コロナ」名前の由来

最近は特にどこへ行っても新型コロナウイルスの話題ばかりで、「コロナ」という言葉を耳にタコができるくらい聞いていると思います。

コロナはラテン語ですが、英語でいう「Crown」。冠という意味です。新型コロナウイルスCOVID-19は、どこか冠に見えるような部分があるのだとか。それが理由となって新型ウイルスはコロナと名づけられたと聞きました。

コロナビール

私は1月に初めて中国の武漢から発生した新型コロナウイルスに関するニュースを聞いた時から「なんか聞き覚えあるな」と思っていたのですが、あのメキシコのビールの名前ではありませんか – Corona Extra。瓶の口にカットライムをさしてサーブされる、なんともさっぱりした飲み口で暑い夏には特にぴったりな、あのコロナ。

私はコロナビールを飲む機会はそんなにないのですが(ドイツではドイツビールの方が断然人気です)次いつかコロナビールを飲む機会があったら、間違いなく完全に新型コロナウイルスを連想してしまうことでしょう。

もちろんコロナビールと今回の新型コロナウイルスに何の関係もないのは明らかですが、何せ名前が同じですから…(だからと言って飲まなくなるかと言われれば、個人的にはそこは気にしないので今後も飲みます 😉 )

名前が被ったせいで評判が落ちたりしていたら本当に気の毒、と思っていたところ、スコットランドのEdinburgh Evening Newsによるこんな記事を見つけました:こちら

コロナビールブランドを所有するアンハイザー・ブッシュ・インベブ(Anheuser-Busch In Bev)は132億ポンド(約1兆7500億円)の損失が出ていることを認めたそうです。

ただ、これは名前が被ったことによる商品のイメージダウンからの売上ダウンというよりは、主に中国やその他世界各地でバー、レストランやパーティ会場、クラブなどコロナビールが普段消費される場所が閉鎖したことによる影響ということで、アンハイザー・ブッシュ・インベブだけでなく他のアルコール会社も同様に厳しい時を過ごされているようです。

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