Standard Serious Pizzaはベルリンにある大人気のピザ屋さんです。
ベルリンにちゃんとした美味しいピッツェリアは星の数程ありますが、Standard Serious Pizzaは特に評価が高いレストランのうちの1つです。
Senefelderplatzから徒歩数分
U-bahnのSenefelderplatzまたはトラムのZionskirchplatzが最寄りで、それぞれから徒歩ほんの数分の距離にあります。比較的静かなエリアですが、とにかく店内が混み合っていて外から見てもわかるくらい沢山のお客さんがいるのでわかりやすいと思います。
カジュアルすぎないレストラン
インテリアは特にめちゃめちゃセンス&こだわりを感じるわけではありませんが、シンプル&モダンで洗練された感じはしました。フランクフルトの人気ピザ屋さんMontana、Super Bro’sやDa Cimino程に超カジュアルではなく、ウェイトレス&ウェイターさんが何人もいるちゃんとしたレストランスタイルです。
大人気レストランなので、ローカルな人々のみならず観光客も多いと思います。

大人気レストランなので予約必須
店内はかなり広めです。ただ前述の通り大人気レストランなので、ディナーは予約しないと並ぶことになります。
私たち(大人2人)は土曜日の20時に予約ありで訪れました。広い店内が完全に満席で、入り口には並んで待っている人たちが5組以上いらっしゃったと思います。
客層は30〜40代が中心な印象で、かなりインターナショナルでした。そのため店員さんも皆問題なく英語を話せました。
店員さんたちは英語OK
注文、サーブ、そしてお会計は、満席な割には基本的にスムーズに進みました。店員さんたちは20〜30代くらいの比較的若めな方が中心で、皆とにかく忙しそうでしたが英語も話せて比較的フレンドリーな感じがしました。
TASTE OF BRANDENBURG含む変わり種2種を注文
① TASTE OF BRANDENBURG
A white pizza with fior di latte mozzarella, palm cabbage, potatoes, red wine infused salsiccia, pecorino and pepper 13,50 EUR
(ホワイトピザ – モッツァレラ、カーボロネロ*、じゃがいも、赤ワインに漬け込んだサルシッチャ**、ペコリーノ、胡椒)
*英語でPalm Cabbageと呼ばれる、アブラナ科の葉野菜で、トスカーナ地方を原産とするキャベツ。
**イタリア語で「腸詰め」という意味。ソーセージとの違いは、ソーセージは腸詰め肉を加熱したものであるのに対し、サルシッチャは単に食材を腸詰めにしたものであること。つまりサルシッチャは生で食されることもある。今回ピザにのっていたサルシッチャはソーセージよりもお肉が粗めでより食べ応えがあり旨味も感じることができ、肉加工品というよりもお肉そのものを食べている感じに近かった。

メニューを読んだ時は「じゃがいも、サルシッチャにチーズ?なんて重そうなピザ!」と思ったのですが、Standard Serious Pizzaイチオシの変わり種を食べてみたい気分だったこともあり、また訪れる前にMR PORTERのTHE BEST PIZZA ON THE PLANET(地球一うまいピザ)という記事でまさにTASTE OF BRANDENBURGに関するレビューを読んでいてとても気になっていたこともあり、このピザを注文してみました。
その結果… 絶品すぎてびっくり!こんなピザ食べたことないと思いました。まず、サルシッチャはすっごくジューシーな上に、クセのない肉の旨味がたまりません。かなり上質なサルシッチャだと思われます。
ジャガイモも粗挽き胡椒が良く効いていて、相性抜群。更にカーボロネロとペコリーノの組み合わせも完璧です。
これは確かに、クラシカルなトマトソースのピザに比べるとかなり捻りは効いているけれど、地球一うまいピザという正直大げさな(笑)タイトルの記事にピックアップされるのも納得できる美味さだな、と思いました。
私は普段は肉加工品全般あまり好きではありませんし、ましてやそれにジャガイモとチーズを合わせたなんて、そんなヘビーでジャンクなもの食べません、というタイプなのですが、TASTE OF BRANDENBURGは1つ1つの具材がかなりこだわり抜かれた上質なものを使用していることから、心底美味しく楽しむことができました。
ただ、重い(&途中からちょっとくどくなる?)のは確かなので、60%くらい食べたら「もうこれ以上は…(汗)」となりました。一人でこれだけ食べるのではなく、野菜多めのさっぱり目のピザも頼んでパートナーとシェアしながら食べるのが賢いかもしれません。
② LA GOLOSA
A yellow pizza with fior di latte mozzarella, chickpeas, radicchio trevisano and capocollo 15,50 EUR
(イエローピザ – モッツァレラ、ひよこ豆、ラディッキオ・トレビザーノ***、カポコッロ****と共に)
***葉野菜、チコリーの一種。白菜の赤い版といった感じで、葉以外の部分(茎?)はシャキシャキした食感。
****生ハム。豚の首の後ろ側の肩ロース肉(コッパ; Coppa)を熟成させて作ることから、コッパとも呼ばれる。旨味が凝縮されていて美味。

こちらは「イエローピザ」というのが気になって注文しました。黄色のトマトを使用しているためイエローピザと呼ばれているようです。こちらも具材からもお分かりの通り、かなり他のレストランにはないような捻りのきいたピザになります。
野菜の割合が多いこともあり①よりはさっぱり目に頂けますが、生ハムものっているのでさっぱりすぎて退屈ということもなく深い味わいも楽しむことができる、よく計算されたピザです。
Standard Serious Pizzaのピザ生地は、Montanaの生地にかなり近いと思いました。手作り感あふれる、ほんのりと酵母の味がするような優しい味わいの生地です。
※メニューはこちらからご確認頂けます。
Standard Serious Pizzaはホントに地球一うまいかも
Standard Serious Pizzaは今回初めて訪れましたが、とっても気に入りました。
カジュアルなピザ屋さんではなくてちゃんとしたレストランで食べるピザって、こんなにも具材そのものや組み合わせにこだわりがあって*****上質で、ただ美味しいだけでなく新鮮な体験としてこんなにも楽しめるのだな、と実感しました。
*****メニューの冒頭にもこう書いてあります:“We invest a lot of time and love in the combination of our pizzas. Therefore we kindly ask you to try them as you find them on our menu.“
特にピザ好きな方は、Standard Serious Pizzaに一度足を運んでみる価値大アリだと思います 😉
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