Selera Malaysian Restaurantはマレーシア料理のお店です。マレーシア料理と聞いて、具体的に説明できますか?
私はクアラルンプールに一度行ったことがあり、その際に食べたチキンライスという、皮や骨も付いた鶏肉を丸ごと柔らかく煮て食べやすく切れ目を入れたものと、その鶏肉のだし汁で炊いたライス、そして簡単なキュウリなどのサラダと味付け用のソースが付いた料理が好きでよく覚えています。
これが伝統的なマレーシア料理なのかは定かでないですが、クアラルンプールではとてもポピュラーな印象でした。
それ以外だと、中華料理、タイやベトナムなどの料理と似ているかなという印象だけで、正直あまり具体的には語れません。
当時クアラルンプールを訪れた時にあまり料理に意識を向けていなかったからでしょうか。次にクアラルンプールや、それ以外のマレーシアの都市を訪れる時はもっとマレーシア料理について知識を深めたいと思います。
ロケーション
トラムのHauptbf./Münchener Straße駅のほぼ目の前、または中央駅から徒歩1分ほどととっても便利です。外から見ても明らかにアジアレストランな雰囲気なので、Münchener Straßeを歩いていれば結構すぐに気づくと思います。
雰囲気&インテリア
店内は、見た目より味にフォーカスしている印象です。インテリア等にこだわりはあまり感じられませんが、美味しかったのでOKです(笑)

混み具合
店内は結構広めなので(外には席がありませんが)、予約なしで行っても2人なら大丈夫な可能性が高いです。私たち(大人2人)は土曜日の20時頃に予約ありで行って「あ、意外と空いてる」という印象でした。
お店の雰囲気的には、地元の人というより観光客が中心な印象でした。中央駅近くのホテルに滞在しているアジア人観光客が夜ご飯を食べに来る場所、という感じがしました。
日本人の観光客(もしくは出張)のグループらしき方々もいらっしゃいました。結構皆さんゆっくり食べていかれる人が多いのかなという印象です。全体的に、お客さんはドイツ人よりも東アジア人の方が多い印象です。
サービス
ウェイター/ウェイトレスさんもいて、オーダーしてから調理してサーブしてくれるタイプです。店員さんは、大半(全員?)が中国語圏(マレーシア?まぁマレーシア人も中国語ネイティブですからね…)の方だと思われます。
注文、サーブ、そしてお会計も、混んでいないこともあってすぐに来てくれるので、そんなに待たされません。
注文したメニュー
① Hühnerfleisch mit Gemüse, Malaysia Art mit Sambal Soße 13,00 EUR
(マレーシア風鶏肉と野菜、サンバルソースと共に)
② Curry-Rindfleisch, Malaysia Art 13,80 EUR
(マレーシア風ビーフカレー)
※メニューはこちらからご確認頂けます。

①は、正直、冒頭で述べた「チキンライス」が出てくるものと思って注文しました(笑)見事全く違うもの(チキンと野菜の炒め物)が出てきました。
これは、ドイツのレストランのメニューのシステムによる弊害だと思います。
日本では、お店の前に世界的にも有名ないわゆる「食品サンプル – まるで本物みたいなメニューの見本」があったり、メニュー表示にも写真が付いているのが一般的なので、どの国のレストランに行っても「思ったものと違うものが出てきた」という経験はほぼありません。
一方ドイツにはもちろん本物みたいなメニューの見本もなければ、メニュー表に写真もありません。ただ字面で説明が書いてあるだけ。しかも説明が簡単過ぎる場合が多いです(笑)
例えば今回の①だって「Hühnerfleisch mit Gemüse」って簡略化し過ぎだと思いませんか?やはり写真などで「パッと一目でわかる」という、ビジュアルによるヘルプは絶大だなと、ドイツに住み始めてレストランのメニュー表の簡単さに気づき始めてから思うようになりました。
「チキンライス」が出てくると思っていたので、ソースもディップとして別の器で出てきて、自分で調節しながら付けて食べるタイプだと思っていたので、辛めのサンバルソースを選んだのですが、まさかサンバルソースで炒めた炒め物だとは。
これじゃお料理全体が辛いですよね 😀 予想外でちょっと残念な気持ちはあったものの、この炒め物は普通に美味しかったです(結構辛かったですが)。
②は、日本のビーフカレーと似た味だと思いました。マレーシアのカレーってどんな味なのか全く想像がつきませんでしたが(どちらかというと、東南アジアだしタイカレーに近い感じなのかと思っていました)予想外にも日本のビーフカレーに似ていて驚きました。
美味しかったです。具が牛肉とじゃがいもだったので重めで、結構すぐに満腹になってしまいましたが…。
ここのお店はすごく十分な量をサーブしてくれるな、と感じました。お料理の量も十分ですが、それに加えてかなり多い量のご飯も付いてきます。「これ本当に2人分?」とびっくりしてしまうくらい多いので、男性でも十分な量だと思います。
感想
フランクフルトにマレーシア料理のお店ほぼほぼないと思います。
でもSelera Malaysian Restaurantは本格的なマレーシア料理のお店として有名なので、フランクフルトでマレーシア料理を試したければここが最適なのではと思います。私たちも今回初でしたが、マレーシア料理を試したかったのでここにしました。
お料理は野菜、肉と魚介中心の炒め物や煮込み系が多く、ベジタリアンの方は「肉抜きで」などとリクエスト付きで注文すれば良いと思うので、本格的なアジア料理のレストランの中ではベジタリアンフレンドリーな方だと思います。
今回初めてこちらのレストランを訪れましたが、全体として好印象でした。量も十分で味も美味しいし、お値段は特別安くはないけれどこの量の割には安いかなと思いました。
次回は、店員さんとしっかりどれがチキンライスなのか確認してから注文しようと思います。
そう、ドイツのレストランで重要なのは、メニューが簡素化されていることもあるので、不明点はあらかじめしっかりと店員さんと確認することですね。それにより誤解や予想外の事態も基本的に防げると思います 😉
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