恋愛中、パートナーの「ここがもうちょっとこんな風に変わればなぁ」と思うことってありますか?
その度合いにもよると思いますが、もし本人に打ち明けてしまうくらいに、本気で変えてほしい(改善してほしい)性格や習慣(ましてや見た目?ファッションセンス??)などがあったら、そのパートナーは本当にあなたに合っているのかどうか非常に疑わしいと思います。
というのは① 結局人間は変わらない ②「変わってほしい」と言われるのは人間にとってすごくストレスになるからです。
逆に、パートナーの「こんなところが大好きで、これからもこのまま変わらずいてほしい」と思うような部分が多々あれば、その人はベストマッチな可能性が高いと思います。ここでも理由は同じです。人間は、結局根本的には変わらないからです。
特にその人特有の性格、考え方や、繰り返しがちな癖や習慣。それがポジティブなことであれネガティブなことであれ、おそらくそれは何年も前からそうで、今後何年たっても基本的にそのままなのだと思います。
もちろん、変わる部分もあると思います。でもそれは、おそらく一過性の趣味や嗜好であったり、その時従事していること(仕事、勉強や育児など)やそれに関わる人々からの影響、または表面的なもの(髪型、メイクやファッション等)であって、その人のコアな人間性の部分ではないと思います。
実際パートナーに「あなたのこんなところをもうちょっとこうしてほしい」と変わることをお願いして、望み通り永続的に変わってもらえた人はどのくらいいらっしゃるでしょうか?ものすごく稀なのではないかと思います。
結局人は変わらない
具体例:旧友と再会した時
恋愛中のみならず、長らく会っていなかった旧友と再会する状況を考えてみてください。最初の印象は「見た目が変わった」とか、最初の30分くらい軽く話した印象だと「へ〜現在従事していることも、当時からは想像つかないような意外なことだし、話してみた感じもなんか変わったな」などと感じるかもしれません。
でも、その後数時間会話を続けるうちに「当時もこんなこと言ってた!」とか「当時もこういう仕草をしていた」など、変わってない部分をじわじわと、しかも多々発見することと思われます。そして結局「変わってないね」といった結論に至ることが大半のケースなのではと思います。
「変わってほしい」と言われるのは人間にとって大きなストレス
具体例:恋愛のみならずビジネスにおいても
「変わって欲しい」と言われるのが人間にとって大きなストレスとなる、というのも、恋愛中のみならず色んな状況に当てはめて考えられると思います。
もちろん、恋愛の場合であれば「私のパートナーは、要は今のままじゃ嫌なんだ…ありのままの私じゃダメなんだ…」というような、なんとなく否定されたような、絶対的にネガティブな気持ちになりますよね。「そこを変えさえすれば理想的な状態になるんだ!」とポジティブに解釈する方は稀なのではと思います。
例えば、仕事においては「もうちょっとここをこうしてほしい」というフィードバックを上司や同僚から受けることは誰にとっても珍しくないと思います。
まぁ仕事なので恋愛程パーソナルに捉えることではない、というのは確かですが、それでも「あぁ今のままじゃダメなんだ。これから意識して自分のこういったところを変えていかないと」といった感じで、良く言えば「今後の課題」に、悪く言えば「重荷」になるのではと思います。
今回綴ったことは、自分の実体験と、仲間からの話を聞いていて(恋愛や人間関係の相談などを人から受けることがこれまで多々ありました)感じたことに基づいています。
恋愛がうまくいく秘訣のうちの1つとして私が自信を持って言えること –
「本人にお願いしたくなる程変わってほしい部分がある相手とは、付き合わない。」
「大好きで一生変わらずいてほしいと思えるような部分を沢山持っている相手を大切にし、ずっと一緒にいる。」
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