安倍総理イラン訪問 海外の反応 – アリ・ハメネイ師やハッサン・ロウハニ大統領と会談!米イランの関係改善が目的

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安倍総理イラン訪問に関する海外の反応

12日から14日までの日程で、現在安倍総理イラン訪問されていますね。ドイツの反応を見てみましょう。

アリ・ハメネイ師やハッサン・ロウハニ大統領と会談!米イランの関係改善が目的

今回の安倍総理によるイラン訪問はアリ・ハメネイ師ハッサン・ロウハニ大統領との会談を通じてアメリカイラン関係改善することが主目的です。5月末に米トランプ大統領が訪日された際に、安倍首相はイランとの関係改善を託されていましたもんね…。

アメリカとイランはアメリカの核合意離脱を契機に現在特に関係が悪化しており直接の対話は難しい状態。一方日本はイランとは良好な外交関係にあり、アメリカとイランとの仲介役を日本が今回担うことになった、ということですね。

30か国語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

安倍晋三は過去40年間でイランを訪問する初めての首相だ。アメリカがイランからの原油輸入に制裁を課したことにより、ペルシャ湾で緊張が高まっている最中の訪問となる。

DEUTSCHE WELLE, ASIA, “Japan PM Shinzo Abe in Tehran to defuse US-Iran tensions“, Date 12.06.2019, Author Srinivas Mazumdaru, Wesley Rahn

アメリカの核合意離脱

まず、問題になっている「アメリカの核合意離脱」。政治にあまり関心のない方はピンと来ないかもしれません。簡単におさらいしておきましょう。

これは、2002年にイランで核開発施設の建設が進んでいることが発覚したのをきっかけに、イランの核開発を阻止すべく2015年にイランと米、英、仏、独、中、ロ+ EUの間で締結した合意です。

国連の安全保障理事会常任理事国に、ドイツとEUを加えたメンバーですね。 理由は何にせよ、日本は入っていません。

イランは当時原発や研究目的での核施設利用を主張しましたが、国際社会はその主張に懐疑的でした。公では言い訳しつつも、実は核兵器を密かに開発している可能性が高い… 北朝鮮みたいなものです。

合意内容は、イランが核開発を止める代わりに他国はイランへの経済制裁を緩和するというものでした。経済制裁が緩和されればイランが輸出できる原油量は当然増えますから、イランにとっては収入が増え経済的に喜ばしい状況というわけですね。

2015年に合意を締結した当時はアメリカはバラク・オバマ政権でした。それが2017年1月よりトランプ政権に交代し、トランプ大統領はこの合意をポジティブに捉えませんでした。

その結果2018年5月にアメリカは合意からの離脱を表明し、数ヶ月間かけてイランへの経済制裁も再開しています。これによりイランとアメリカの関係は悪化している、という訳です。

イラン=ペルシャ

イランと言われても、これまたあまりピンと来ない方も多いと思います。日本に住んでいたら、イラン人と出会う機会はほぼないと言っても過言ではないですよね。

でも「ペルシャ」といったら聞いたことがあるでしょうか。「ペルシャ猫」「プリンス・オブ・ペルシャ」など、「ペルシャ」と聞くとなんだかカッコイイイメージがあると思います。ペルシャ=イランで、イラン人が話す言葉はペルシャ語です。

私はドイツに住み始めてから結構多くのイラン人に出会いましたので、イランについては結構よく知っているし親近感がわく方です。

イラン人に対する先入観はタブー

ドイツなど欧米に移住してくるイラン人は、経済的に良い暮らしを求めて移住するだけでなく、考え方が自国と合わない「反イラン政府」なタイプの先進的な考え方の人たちが大半です。

そのため、政治に詳しい人は「イラン人」と聞いただけでネガティブな印象を持ってしまったりするかもしれませんが、それは間違いだと思います。むしろ彼らは日本人や他先進国の人々と考えが似ています。

「イランは腐敗している。先進国のような民主主義国家に共感する」というイラン人はすごく多くて、しかも彼らは賢くてとっても友好的です。すぐ仲良くなれるし、良い友達になれると思います。

本当に穏やかで、心温かな人々。それが私のイラン人に対するイメージです。

なので、先入観からネガティブなイメージを勝手に持つのは、すごく失礼なことだと私は思っています。

イラン人は生まれながらに全員イスラム教徒

イランはイスラム教のシーア派を国教とする国で、国民は生まれながらに全員自動的にイスラム教徒です。

イスラム教は脱退することのできない宗教なので、イラン国籍を保持し続ける限り、自分は「イスラム教徒じゃない」と主張することは本人の自由ですが、戸籍などの書面上は一生イスラム教徒ということになります。

女性はもちろんスカーフを頭に着用することが義務付けられています(外国人観光客は付けなくてOK)。

全身黒のアバヤを着る必要はなく、普通のファッションでOKですが露出を控えたものを着るのが常識みたいです。もっと自由にファッションを楽しみたければ、国外に移住するしかないですよね…。

個人的には、スカーフを頭に付けるのは絶対嫌ですし、露出度の低い服、とかそういう制約があるのも耐えられません。「自分を自由に表現する」というファッションの定義を完全に無視した、女性を軽視した、あまりにも古臭いルールだと思います。

宗教上のトップが国の最高指導者として君臨する厳粛なイスラム国家ですね。現在の最高指導者はアリ・ハメネイ師で、安倍首相も今回会談されていました。この他に、ハッサン・ロウハニ大統領という穏健派の大統領もいらっしゃいます。

イランは価値ある遺産の宝庫

日本とあまりにも違いすぎてなんだか親近感がわかない人も多いかもしれませんが、イランは価値ある遺産の宝庫でユネスコ世界遺産には22個も登録されています。

ユネスコ世界遺産登録数では、アジアで3位、世界11位ということです。そのため観光客も多いです。

ドイツでも「今度のバケーションはイランを周遊する」という人を結構見かけます。それだけ、訪れる価値のある場所が沢山ある美しい国と言うことですね。

私はあまり旅行先として中東にまだ親しみがないため、いつかイランも訪れられたらなと思っています。

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