海外の反応 英語が苦手な日本人へ警笛 Japlishは和製英語 ?移民/日本の完璧主義 – 2020東京五輪

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海外から見た日本のちょっと(いや、かなり?)ネガティブな、でも真剣に受け止めなければならない話題に関するリアルな海外の反応をドイツ在住9年の筆者が記事にまとめました。

英語コンプレックスな日本人

日本人は英語コンプレックスな人が多い – そんな印象は、英語が得意な人も苦手な人も、日本人ほぼ皆が共通で持っている認識だと思います。

英語できるようにならなきゃ」という言葉は日本在住の日本人からよく耳にしますが、実際流暢な人に出会うことは非常に稀なのが現実です。英語の必要性はわかっているのだけれど、実際日本で生活していると日本語が分かればそれで十分。

究極、英語を一切知らなくても全く問題なく生きていける環境が日本にはあると思います。

でもそれも過去のこととなりつつあるのではないでしょうか。

移民のありがたさ

日本でも少子高齢化が特に進み、移民のありがたさに少しづつ政府が理解を示すようになり始めました – ここ最近では、未だ耳に新しい外国人向けの就労ビザ規定の緩和が良い例ですね。

観光客だけでなく日本に移住してくる – 日本を新たな「母国」として定住する外国人が増え始めれば、日本人も英語の必要性をより肌で感じるようになってくるのではないでしょうか。

もちろん「やって来る方(日本に移住したい外国人)が日本語を学ぶべきだ 」という主張は正しいと思います。

それこそ「移民」「移住」という概念の根本のうちの1つだと思います。お邪魔させてもらう(仲間に入れてもらう)方が相手に合わせるべき。これは私もドイツに移住した中でいつも感じていることです。

とは言え、受け入れる側の態度も実は同じくらい重要であることを忘れてはならないと思います。

移民に反対しようが「外国語なんて学んでたまるか」と主張して一生日本語オンリーで貫こうが、もちろん個人の自由です。(そういった考えに、正当な根拠があるのかどうかは定かではありませんが…。)

幸せの根本としての協力&平和

でも、人間を幸せにする根本は「協力」「平和」だと思います。対立するより人は協力しあった方が成功できますし、幸せになれます。私はこれまで人生の中での様々な経験を振り返って、そう断言することができます。

皆さんもそうだと思います。自分の歩んできた人生を振り返ってみてください。対立した、いがみあった結果、成功した/幸せに感じた経験はありましたか?

受け入れる側がちょっとでも英語ができて、しかも更に学ぶ意欲があって、入ってくる移民に好意や興味を示し歓迎する態度を示すことができる。その方が遥かに居心地の良い「新たな母国」だと思いませんか。

ドイツの移民受け入れの歴史

移民が定着する国は生産性が高まるし、発展します。例えばドイツは第二次世界大戦後、大量の移民をトルコから受け入れ、その結果トルコ人労働者はドイツの戦後の復興/発展に大きく貢献しました。

ドイツの場合は、当時そんなに「移民ウェルカム」な社会ではなく、ドイツ人は「トルコ人は一定期間働いたらまたトルコに帰るだろう」と思っていたそうです。

そのためインテグレーション(移民を社会へ受け入れる/馴染ませるための支援。典型的なのは語学コースなど)の取り組みは普及していなかったそうです。

でも実際トルコ人は、当時のドイツとトルコの大きな経済的格差もあって、ドイツで暮らしていこうと決断する人が多かったようです。

それにより、今でもトルコ系ドイツ人の方はドイツにたくさんいらっしゃいます。二世、三世の世代まで、ずっとドイツでドイツ人として生活していらっしゃいます。

海外の反応 英語が苦手な日本人へ警笛

… ちょっと冒頭から話題が深入りしてしまいましたが、今回は日本の外国人観光客向けの英語があまりにもひどい、という話です。「東京五輪&パラリンピックまであと18ヶ月を切ったというのに、大丈夫なのかよ?」的な 🙁

30か国語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

東京オリンピック&パラリンピックまであと18ヶ月を切っているにも関わらず、観光客は今も「Japlish* 」 – 地元の人々は理解可能だと言う – を理解するのに苦戦している。

Deutsche Welle, ASIA, “Japan struggles with English-language signs ahead of 2020 Olympics“, Date 08.04.2019, Author Julian Ryall (Tokyo)

Japlishは和製英語?

*Japlish = 和製英語のような、日本人が勝手に正しいと思って使っている英語。ここでは単語ではなく文章での英語なのでより深刻。

記事にのっている写真を見ても、英語のひどさが伺えますね(笑)個人的に思うのは、この状況は「いかに日本社会が英語の必要性を含めグローバル化を重視していない – 身近なものとして捉えていない」かを明示しているということです。

完璧主義な日本クオリティは世界に誇れるはず

日本人は、クオリティーに非常にこだわる、完璧主義に近い努力家で働き者な人々。がんばり屋さん度は世界一と言っても過言ではないと思います。海外でも日本人のそういった美徳は周知の事実です。

そんな日本が、英語に関してはこんなにもお粗末と報道されている – これは裏を返せば、日本社会が英語の必要性を含むグローバル化が本当に緊急で必要だと気づき、注力し始めればあっと言う間にネイティブレベルの完璧な英語表示を日本中に完備することができる、ということだと思います。

日本在住の日本人の個々人の英語力を上げるのは、もちろん別問題です。本人の意志もありますし、そう簡単なことではありません。

でも、街中の英語表示であれば、信頼できる翻訳会社に日本語から英語への翻訳を依頼し、完成後複数人のネイティブスピーカーにチェックしてもらう。それをワークフローとして確立するだけで、お粗末な英語は一瞬にして化石となるでしょう。

もちろんコストはかかります。でも日本社会がそれを重要視するのなら、喜んでコストをかけるべきです。

Comments

  1. kum4755 says:

    ドイツではGermlishがいっぱいですけどね。だいたい、むかーしJapanglishと言われましたが、今ドイツでJaplishということ自体、英語どころか常識さえ知らないじゃないですか。

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