海外の反応 半導体材料を北朝鮮へ密輸?韓国をホワイト国から除外方針!輸出規制についてドイツ在住者が考える

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ここ最近、日韓関係がまた悪化しています。この件に関する報道は耳に新しくないと思いますが、今回は貿易によるものですね。

海外の反応 – 半導体材料を北朝鮮へ密輸?

なんでも、日本が韓国へ輸出している半導体材料などの物質が、北朝鮮密輸されている可能性がある等々、不適切な事実が発覚したとか。韓国側は否定しています。

また韓国の主要産業である半導体、スマホや液晶テレビなどの産業は日本からのこういった材料の輸入に非常に依存しており、その供給に制裁を課されることで大きな経済ダメージを被る恐れがあることから、一部の国民を含め非常に感情的に反発しています。

戦時中の被害に対する補償など、本来全く別であるはずのトピックもまたぶりかえしたりして、なんだか残念ですよね。

韓国では高校生たちがデモに参加したり(日韓関係に懐疑的なのは年配層が大半だと理解していたため、今回一部の若者も反発していると聞きちょっと驚いています)お店が日本製品の販売をボイコットしたり、はたまた消費者がその購入をボイコットするなど、一部で反日感情が強まっているようです。

30か国語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

ソウルは、国連または他の国際組織に対し、制裁にも関わらず輸出品の一部が北朝鮮に渡っていると言う日本の主張を調査するよう要請した。ソウルと東京は第二次世界大戦時の徴用工に対する補償に関して対立している。

DEUTSCHE WELLE, NEWS, “South Korea demands international probe over Japanese sanctions claims“, Date 12.07.2019

韓国をホワイト国から除外方針

日本が急にここまで確信を持って、韓国に半導体の材料などの物質を輸出することを制限する、さらには韓国をホワイト国*から外すという方向に向かっているということは、公には詳細を言わないけれど何か確固たる非常に重大な理由があるのだと思います。

*ブラックリストの反対、ホワイトリスト、と考えると理解しやすいと思います。輸出において安全保障上の優遇措置を取っている国で、韓国は2004年よりホワイト国に指定されています。

政治手法的:うちの政権なら国民を守れる

ただ、ここではちょっと違った視点からこの一件について考えてみたいと思います:

ここ近年世界的に見られる政治手法は「自国が危ない!でも私たちの政権なら国民を守れます」的なアイデアです。

日本の場合は、日本国民が共通で抱く不安のうちの1つと言えば、北朝鮮という国が近くにある、ということですね。

韓国へ輸出している半導体の材料の一部が北朝鮮に密輸されている可能性がある」と聞くと、日本国民は感情的になりやすいでしょう。北朝鮮関連の話題については、日本人は非常に敏感でネガティブに反応しますよね。

もしかしたら、それこそが政府の狙いで「でも大丈夫、私たちの政権は北朝鮮関連の脅威からも日本国民をしっかり守ります」といった態度をアピールすることで、国民の支持を得たい、選挙に勝ちたい、という意向も少し混ざっているのでは…?

アメリカの場合

例えばアメリカも「中南米から移民/難民がつめかけてくる!でも我々の政権はアメリカ国民を守ります」といった趣旨で、トランプ氏は国民の心をつかみましたよね。

近年各国で見られる、ナショナリスティックな、いわゆるポピュリズムの考え方です。

ドイツの場合

ドイツの場合だと、幸い近所に脅威となる国がなく、またNATOという頼もしい存在もあり、隣国/ご近所の脅威が政治の話題にはあまりなりません。

ただ、遠くからではありますがドイツにもアフリカや中東から難民が増えている近年「難民が押し寄せてきている不安な昨今、私たちの政党がドイツ国民を守ります」と言って国民の共感を得た、言わずと知れたポピュリスト党もあります。

かなり勝手な深読みかもしれませんしもちろん真相は“?”ですが、正誤は置いておいてまずこうやって自分なりに様々な角度から考えてみる、というのが政治を追う上での面白みだと思います。

また、物事をすんなりと鵜呑みにするのではなく、常にまず疑問視する姿勢というのは、ドイツ生活を通じて学んだことのうちの1つです。

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