海外の反応 新年一般参賀から考える後継問題 – 女性天皇承認が早急に必要なのに日本社会は遅れてる?

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新年が明けまして、ドイツでも国民的ニュース「tagesschau (ターゲスシャウ)」にて平成の天皇陛下最後の新年一般参賀についてのニュースがありました 。

海外の反応 – 新年一般参賀から考える後継問題

早急な法改正及び女性天皇承認の必要性を受け、ハード(技術)面は世界トップクラスの日本ですがソフト(社会)面が遅れている現状が浮き彫りになっています。ドイツの反応を見てみましょう。

非常に詳しく記事が書かれていていますが、特に興味深い部分のみを下記に訳し引用として使用させて頂きます 。

5月1日に徳仁皇太子が菊の王座につく。そして新たな天皇の時代が始まる。新たな年号は4月1日に発表される。しかし皇室の将来の不確実性が、それに対する楽しみを曇らせている。次期徳仁天皇には王座の跡継ぎが一人しかいないからだ – 現在12歳の悠仁だ。もし彼が後に息子を授からなければ皇室は途絶えることとなる。王座につくのは男性のみが許されているからだ。

TAGESSCHAU, “AKIHITOS NEUJAHRSWÜNSCHE UND LETZTMALS GRÜSST DER KAISER“, STAND: 02.01.2019 09:36 UHR

新たな年号については様々な予想が飛び交っていますね。見事予想が当たる方はいらっしゃるのでしょうか?私は正直、検討もつきません…(笑)

「明仁の孫世代では12歳の悠仁のみが男性の跡継ぎ。そのため最も簡単な解決策は女性天皇を認めること。自民党の二階氏もこう話す – “世界中で女性の尊重される今日、女性が後継者になれないのはおかしい。時代遅れだ。”

TAGESSCHAU, “AKIHITOS NEUJAHRSWÜNSCHE UND LETZTMALS GRÜSST DER KAISER“, STAND: 02.01.2019 09:36 UHR

女性天皇承認が早急に必要なのに日本社会は遅れてる?

皇室の女性はこれまで、一般男性と結婚した場合皇室の地位を失うことになっていましたよね。まずこの法を優先して改正する必要があると思います。

これに関する法の改正案は10年以上前から議題には上がっているものの、進捗が見られない状況だそうで… この問題を議会が重要視して来なかったのだろうと思うと残念な気持ちになりますね。

特に女性の立場からすると、上記記事内で二階氏も述べている通り、男女平等が世界的に当たり前に提唱される現在において「平等じゃない」と明らかに指摘できてしまう問題だと思います。

このブログでは政治的な意見に関して深入りするのは避けたいと思いますので、あくまで記事に基づいて、中立的な立場から語るだけにとどまらせて頂きます。

日本の政治は柔軟性に欠ける

日本の政治は、どうしても避けられない問題がある場合のみ、解決に向けて動く傾向がある。そのため、長期的な改革によって皇室の将来が保証されるまで、まだまだ時間がかかりそうだ。

TAGESSCHAU, “AKIHITOS NEUJAHRSWÜNSCHE UND LETZTMALS GRÜSST DER KAISER“, STAND: 02.01.2019 09:36 UHR

一番最後のパラグラフは、日本の政治一般に対するドイツからの警告のようにも聞こえますね… (笑)逆にどうしても避けられない問題でないのならば、それが大きな問題だとしても放置されてしまう可能性があることを示唆していますよね。

悠仁様が生まれた約12年前から女性が皇族の地位を保つ法案への改正の進捗が見られていないという事実が、既に日本の政治の速度の遅さを証明しているように見えますね。

女性天皇 – イギリスの例

解決策に関しては、女性天皇を認めたら良いと思います。イギリスだって非常に保守的な島国ですが(欧州におけるイギリスは東アジアにおける日本と似ていると思うことが度々あります)女王は随分前から認められていますよね (欧州では皇室が存在する国では20世紀後半頃から女性天皇が認められているようです)。

ドイツでは男女平等が日本より実現できている

ドイツに住んでいて日本にいる時よりも女性の地位が認められている(=男女平等が日本よりも実現されている)というのは度々感じます。

例えばビジネスの上層部で女性が活躍するケースは日本より多い印象ですし、家庭においても「家事は女性、仕事は男性」的な区分けは(特に若い世代の間では)全くない家庭が多い印象です。男性も女性と全く同じ分だけ家事をするし、トイレ掃除だってします。

家にゲストが来たら、女性(彼女または奥さん)がペコペコしながら忙しくお茶をいれ、お菓子を用意し… とキッチンとリビングを忙しく往復する、という感じではなく、そのゲストが男性(彼氏または旦那さん)の仲間なら、男性の方がメインでお茶入れやお菓子の準備などをして、むしろ女性はゆっくり座っています。

長期の育児休暇を男性が取得するのも、全く普通です。

日本は、高い技術面やサービスにより非常に快適な暮らしが実現されていて、ハード面では世界的にトップレベルですが、一方で人々の考え方や習慣等のソフト面では、まだまだ保守的で欧米に遅れをとっていると感じることが多々あります。

この「ハードとソフトの進化具合のギャップ」は私が海外に出て日本を客観的に眺めるようになってから気づいた、大きな違和感のうちの1つです。今回のターゲスシャウの記事を読んでいて、ふとまたそのことを感じました。

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