香港デモ海外の反応 – 林鄭月娥の逃亡犯条例改正案撤回発表から思い出す中国ではないと主張する香港人クラスメイト

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今回は香港でのデモに関する話題です。

日本やドイツを含め、世界中のメディアでここ数ヶ月間頻繁に耳にする、「逃亡犯条例改正案に反対する香港での抗議活動。日本ではデモやストライキはあまり馴染みがないかもしれませんが(礼儀正しく従順な日本人…。あまり抗議したり強く出る国民性ではないですよね)欧州を含め海外ではよく行われています。

林鄭月娥「逃亡犯条例」改正案撤回を発表

昨日9月4日、香港政府のトップである林鄭月娥キャリー・ラム/Carrie Lam)行政長官がついにこの改正案を撤回すると発表したことが、世界中で大きなニュースになっています。 

英語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

香港政の行政長官は改正案を撤回することで抗議者からの圧力に屈した。

DEUTSCHE WELLE, NEWS, “Hong Kong: Carrie Lam withdraws controversial extradition bill“, DATE 04.09.2019

既に4ヶ月以上抗議活動が続いていて、これは世界的に見てもかなりの長期戦だと思います。

ドイツでは「香港人がこんなに粘り強い人たちだなんて知らなかった」「今回条例の撤回という、成果の第一歩を得たことは本当にすごいことだと思う」「香港人を尊敬する」という意見が、特に国際的で教養ある若者の間では多いです。

でも意外と、当の抗議者たちは全然納得していないようですね。彼らはいわゆる「五大要求」を掲げていますが、そのうちの1つだけ受け入れたところで全部受け入れてくれないと納得しないよ、ということのようです。

中国ではないと主張する香港人クラスメイト

今回の改正案に反対する香港デモの一連の報道を見ていて、ドイツでの大学院時代を思い出しました。

香港人のクラスメイトが何人かいたのですが、授業中であれ、休み時間であれ、レストランやバーにいる時であれ。誰か(クラスメイトは皆世界中の色んな国の人たちでした)が香港のことを「中国」とごっちゃにした、またはそう見なした瞬間があったものなら、彼らは即座に「中国じゃない、香港だよ」と素早い訂正を入れていました。

私は香港人に出会ったのが大学院で初めてだったので、その時はじめて「香港人は自分たちは完全に中国人とは異なると考えている」「香港は中国じゃなく、あくまでも香港なのだ」ということを肌で感じ、学びました。

日本は幸か不幸か完全に独立した単一民族国家で、香港のような「国民の心の底に常にくすぶっている、歴史的&政治的な悩み」というのはないですよね。

そのためすごく新鮮だったし「外国人にはわかりづらいかもしれないけれど、自国民が大切にしていること」を海外という舞台においてはっきりと自信を持って主張することの尊さを感じました。

私には中国人の良い知人も沢山いるので、中国を否定して香港を肯定するようなことをするつもりはありません。というか、政治にここで口出しするつもりはありません(笑)

国レベルの政治より国民レベルの関係性が大事

私は国レベルの政治より、国民レベルの関係性をより重視するタイプです。

そのため、例えば今日本はホワイト国からの除外を発端にお隣韓国との関係が悪化していますが、私と韓国人の知人たちの関係は影響を受けませんし、もし新たに韓国人とここ最近知り合うことがあったとしても、両国の政治的関係が悪化していることが私の周囲の韓国人に対する見方を変える、ということは決して起きません。

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