Higematsu (ひげ松) はフランクフルトにある日本食レストランの中でもかなり本格的な方です。
ひげ松にモダン&カジュアルさはなく、本格的&伝統的な雰囲気です。若者向けというよりはフランクフルト駐在の日本人ビジネスマンにうけそうな感じです。もちろんお値段もそれ相応です。
そのため私はランチでしか訪れませんが、ひげ松は寿司、うどん&そば、定食から各種居酒屋風のおかずメニュー(焼き鳥類、魚介料理、唐揚げ等々かなり種類豊富です)など「ここは日本か」と勘違いしてしまうほど日本食が充実していて、クオリティー的にも日本にある居酒屋/レストラン並みに美味しいです。
ひげ松のオーナーさんは50〜60代の日本人夫婦だと思われますので、納得ですね。メニューは日本語とドイツ語で書かれていて、店員さんはは日本人だけでなくドイツや他の国の方もいらっしゃいます。日本人目線で見てもひげ松は本物の本格日本食レストランです。
ひげ松のロケーション
ひげ松はBörse (フランクフルト証券取引所) のすぐ近くにあります。駅で言うとU-bahnのEschenheimer TorとAlte Oper、そしてS-bahnのHauptwacheのちょうど中間地点といった感じです。
中心地で便利な場所ではありますが、微妙に目立たない場所なので初回は地図をしっかり見ながら訪れることをオススメします。
ひげ松の雰囲気&インテリア
ひげ松店内ももちろんかなり伝統的な日本風です。

ひげ松のお客さんは、日本人の方も多いですが、アジア系の方、そしてもちろんドイツ人も多い印象です。他の日本食レストランよりお客さんの年齢層が若干高めな印象です(基本的に皆さん35〜40歳以上な印象)。
平日ランチの時間帯はやはり場所柄もあってビジネスマンが大半な印象です。特におそらく金融関係で働いているであろう、スーツを着た比較的高収入そうな人々です。
ランチプライスであるとは言え、お昼に本格日本食レストランでお刺身などを食べるドイツ人は、余裕がある方だと思います。
とは言え、ひげ松には観光客かな?とも思える日本人やアジア人、出張かな?とも思える日本人や東アジア人、そして駐在員の奥さん&子供?と思える感じの人々もいらっしゃいます。
ひげ松の混み具合
ひげ松の店内は広めですが、いつもほぼ満席なので、予約なしで行ったら待つことになると思います。私たち(大人2人)は平日の13時頃にランチで行きますが、いつも事前に電話で予約してから行きます。
一度予約せずに行ったら「xx時からなら空きがでますよ」と言われ、リストに名前を書いてから1時間弱他で時間を潰して戻ってくるハメに(笑)
ひげ松はいつも混んでいるとは言え、食べ終わり次第すぐに立ち去る方が多い印象です。注文、サーブ、そしてお会計もすぐに来てくれるので、あまり待たされません。ピーク時が過ぎると一気に空席だらけになりました。
ひげ松のサービス
ウェイター/ウェイトレスさんがいて、オーダーしてから調理してサーブしてくれるタイプです。
フランクフルトに日本料理のレストランは沢山ありますが、ひげ松は特に伝統的な本格日本料理が食べられるところがポイント高いです。ディナーだと結構高そうなので、平日のランチの時間帯にたまに訪れます。
平日のランチメニューはかなりお値打ちで(と言ってもランチなのに10ユーロ前後しますが)ひげ松クオリティーはそのままに、本格&伝統的な日本食がOKな値段で食べらますので、本格的な日本食レストランに行ってみたいけど値段がなぁと思う人には大変オススメです。
ひげ松で注文したメニュー
① Gegrillter Fisch Menü (Lachs) 10,50 EUR
(鮭の焼魚定食)
今の時期だと魚は鯖か鮭から選べるそうです。「Samma-Fisch」とも書いてあったので、季節によってはさんまも選択可能なのかもしれません。ドイツでさんま食べたことないので、秋になったら試してみようかなと思います!
② Nudelsuppe mit Gemüse 9,90 EUR
(山菜うどん)


※公式ウェブサイトはないようですが、こちらから雰囲気が伝わるかもしれません。
定食には、始めにマカロニサラダとお味噌汁がつきます。温かい日本茶は注文せずともサーブしてくれます(無料だったかどうかは失念しました)。

マカロニサラダは超小さいお皿に入って出てきますが、古き良き日本といった感じのお味でした。味噌汁はとっても美味しかったです!こんなに美味しい味噌汁をどうやったら作れるんだろう、と思う程の凝縮された旨味でした。
良い原料を使ってしっかりとだしを取っているのでしょうね 🙂
鮭の焼魚定食も最高でした。以外とこういった素朴な定食を提供している日本食レストランは少ないので、このような、母の味的な食事をフランクフルトでも食べることができるのはとってもありがたいです 😉
鮭の焼き加減が最高で、大根おろしと醤油をちょっと付けて食べるのがたまりませんでした。漬物もちょっとだけ付いてきます。
でも!正直量が少なめ(日本人女性でも完食後に若干の物足りなさを感じますから、ドイツ人男性がもし食べたら全然足りないのでは、と思います)です…。
ランチで10ユーロ以上取るなら、質が良くてとっても美味しいのは◎ですが、量もせめて十分にお腹いっぱいになるくらいにしてほしいです 🙁
山菜うどんも素朴なお味で日本の味そのままでした。でもこちらも、量はちょっと軽めですね。
ひげ松でランチした感想
ランチで10ユーロは一般的に見てすごくお手頃価格なわけではありませんが、ひげ松はこれだけ日本の味&雰囲気そのままで、ディナーが高めのレストランなのでこの場合はGood dealと言えると思います。
ひげ松をディナーで訪れる日が私に来るのかは定かではありませんが(日本食は日本に行った時にめいっぱい楽しむ派です)平日ランチはこれからも訪れたいと思いますし、知り合いにもオススメしたいと思います。
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