【続報 COVID-19 ドイツより 海外の反応】ビジネス&消費者へも影響 / 東京五輪危機 / 東アジア人差別の実態

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中国武漢より発生した新型コロナウイルス(COVID-19)に関する続報です。

「COVID-19」が医学的な正式名

先月中国湖北省の武漢市より発生し、今も尚勢い衰えることなく世界を大いに騒がせている新型コロナウイルス。医学的な正式名称も「COVID-19」に決まりました。死者数は1,300人を超え、2002年に中国広東省から発生したSAAS(サーズ)のパンデミックを超えるとも言われています。

日本でもついに神奈川県で80代の女性が新型コロナウイルスにより亡くなられたという報道がありましたし、欧州でもドイツでは既に16名が感染したと伝えられています。もはや完全に「中国だけの話」とは言っていられないレベルになってきました。

英語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

EUの保健大臣は中国でのコロナウイルスによる日々の死者数が記録を更新したことを受け、緊急の会議を開いた。ドイツの保健大臣は、事態は収束する前に悪化する可能性があると述べた。

DEUTSCHE WELLE, NEWS, “EU health ministers hold coronavirus meeting — As it happened“, Date 13.02.2020

新型コロナウイルスはビジネス&消費者へも強い影響

ドイツをはじめ欧州でも、例えばビジネスの現場ではプラスチックやポリエステルから作られる小物などは基本的に中国生産であるため、工場閉鎖による納期の遅延を懸念して急遽中国以外での生産に切り替えるなど、ビジネスマンの間でもかなりの混乱が広がっています。

また、小物だけでなくAppleに代表されるFoxconn(フォックスコン)のように、電子機器などの生産も中国で行っている大企業が多いと思います。これによる主要な製品のリリースが遅れるなど、消費者も新型コロナウイルスによる影響を直に受け始めています。

日本でも、新型コロナウイルスの影響で中国人観光客の訪日が特に減り、小売店などでは売り上げに大きな影響が出ていると聞きます。

例えば富裕層向けの宝飾店などでは、日本人のみならず世界中からの顧客を相手に商売を行っています。特に中国人観光客はその有名な「爆買い」カルチャーからも明らかな通り、訪日される方はお金に余裕のある方が大半です。そのため宝飾店など富裕層向けのお店でも、派手に購入されるお客様(=お店にとってはありがたい限りの、いわゆるVIP)には中国人の方がかなり多いと聞きます。

そういった方々が今新型コロナウイルスにより渡航を控えていることもあり、先月から明らかに店内がすいていて、店員さんたちが暇になってしまっているお店も多いのだとか。商売する側としては残念な限りですよね…。しかもウイルス感染という、どうにもならない原因であるところがまた更にもどかしいと思います。。

「中国人観光客はマナーが悪い」と言ってアンチ中国人的な日本人が少なくないのも事実ですが、それでもやはり中国人観光客の購買力からかなり経済的に恩恵を受けているのも、無視できない事実ですよね。

やはり中国は人口世界一を誇る超大国なだけに、中国がくじけると世界中に与える影響が大きいことが今回の新型コロナウイルスの事態で今一度明確になりましたね。

東京五輪中止または延期の危機

日本が一丸となって過去数年間準備し、待ちに待っていた今年の東京オリンピックへの悪影響も、残念ながら無視できない事態となってきています。コロナウイルスにより延期、中止、または他の都市での緊急開催という事態もなきにしもあらずな状態だと思います。

これは本当に予期せぬ事態というか、よりによって中国から広がったウイルスによって東京五輪に悪影響が出そうだなんて、日本人にとったらどれだけ悲しい事態なのだろう、と、あまり五輪に関心のない私でも非常に気の毒に感じています。なんか、人によっては「中国に日本の晴れ舞台を阻まれた!やはり中国はにくい!」みたいに感じている日本人の方もいそうで、正直怖くなります。。

東アジア人差別の実態

終わりに、コロナウイルスが中国から発生したということで、日本では「海外での東アジア人差別」を気にされている方も多いようですが、私の実体験から述べますと少なくともフランクフルトでは感じたことがありません。ドイツ一大きい空港もありますし、そんな差別なんてしていられないくらの数の東アジア人がいるからでしょうか。

とりあえず私は公共交通機関やエレベーターの中などで嫌そうな顔をされたり、避けられたりした経験は今のところ一度もありませんし、そのような扱いを受けている東アジアの方を見かけたこともありません。


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