カルロス・ゴーン海外の反応 – 元ルノー日産会長逮捕事件!ベルサイユ宮殿での結婚式代の払い戻し?

ニュース

去年の11月19日に、プレイベートジェットで羽田空港に降り立ったところを突如逮捕され、日本(…だけでなく世界?)中を驚かせた元ルノー日産会長カルロス・ゴーン氏。

ドイツの国民的ニュース番組「tagesschau (ターゲスシャオ) 」でも、その後続報がある度にカルロス・ゴーン氏や日産、ルノーについて報道しています。

今回は、特にカルロス・ゴーン氏の逮捕事件に関しての内部調査の進め方においてルノーと日産の間に生じている亀裂や、カルロス・ゴーン氏が結婚式として使用したベルサイユ宮殿の部屋の費用を払い戻す件について報道しています。 記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

カルロス・ゴーン氏の容疑に関しての個人的な意見はここでは深入りするつもりはありませんが、あくまでドイツの反応を簡単にお伝えするのと、ゴーン氏という方について興味深いと思う部分について書かせて頂きます。

カルロス・ゴーン海外の反応 – 元ルノー日産会長逮捕事件

元ルノーのトップであるカルロス・ゴーンを巡るスキャンダルは、ルノーとそのパートナーである日産の関係にどんどん負荷をかけている。フランスの自動車メーカーは日本人を「脱線している」として非難している。

Tagesschau, Kritischer Brief der Anwälte, “Jetzt kracht’s zwischen Renault und Nissan“,Stand: 11.02.2019 11:17 Uhr

これは、日産がカルロス・ゴーン氏の逮捕事件を受けて内部捜査を進める中で、パートナーであるルノーに報告せずに捜査を進めていたということで、ルノーが日産を批判していることを報道しています。

また、ゴーン氏の豪勢なプライベートライフの裏に隠されるルノー日産との関わりについても報道されています。

ベルサイユ宮殿での結婚式代の払い戻し?

ゴーンは結婚式費用を払い戻すつもりだ …..

TAGESSCHAU, KRITISCHER BRIEF DER ANWÄLTE, “JETZT KRACHT’S ZWISCHEN RENAULT UND NISSAN“,STAND: 11.02.2019 11:17 UHR

カルロス・ゴーン氏は2016年にかの有名なベルサイユ宮殿で結婚式を行ったそうです。

当時ルノーはベルサイユ宮殿のスポンサーとなっており、修復費用などを援助していたそうですが、お返しとしてルノーはベルサイユ宮殿からサービス提供を受けており、その一環としてゴーン氏の結婚式代も賄われた、ということになっていたみたいです。一環とは言え、50,000ユーロって費用が莫大すぎますよね…。

カルロス・ゴーンの経歴

カルロス・ゴーン氏はブラジル生まれですが、レバノンフランス国籍も持っていらっしゃいます。両親がレバノン人ですが、本人はブラジルで生まれ幼少期を過ごし、その後レバノンに住んだ時期もありましたが、大学以降はフランスで生活されてきたようです。

育ってきた環境がこれだけ国際的なせいか、フランス語、アラビア語、ポルトガル語、スペイン語、英語が堪能だとか。ブラジル、レバノン、フランスに居住経験があり、国籍も持っているくらいですからフランス語、アラビア語そしてポルトガル語が母語レベルなのは納得ですね。

英語が流暢なのは国際人として当たり前として… スペイン語も、ポルトガル語と似ている部分が多いことから、ポルトガル語が流暢なスペイン人やその逆(スペイン語が流暢なポルトガル人)の例はよく拝見します。

日産に勤め始めて日本に住むようになってからは日本語も学んだということで、6ヶ国語を操ることができるというのはお見事ですよね。

外国語習得はとにかく環境

やはり社会人になるまでの間に何カ国も住んだ経験、そして移民系のバックグラウンドを持つ方は、外国語能力において有利だと思います。

私は英語やドイツ語を本格的に話すようになったのは20代前半からでしたが、これから更にもう数カ国語学習して流暢になりたい、とはもう思えないです(笑)

英語を習得後ドイツ語を学び始めた頃は外国語学習に非常に熱心で、2年後にフランス語も始めて、そのまた2年後にロシア語を始める… などと何ともアンビシャス過ぎる計画を立てたりしましたが、意外とドイツ語をビジネスレベルに持っていくのに苦戦して数年が経過していくうちに、実際問題キツいとわかりました。

やはり子供時代に数カ国語を既に自然に身につけられたら、大人になってから更に数カ国語を自分で学習して身につけて、結果的に5〜6ヶ国語話せます、というのは無理なく実現可能かもしれませんが、子供時代完全に母語1ヶ国語のみで育ってきて、大人になってから自力で学習して複数の外国語を流暢なレベルまで習得するのは、正直無理があると思います。

カルロス・ゴーンは透徹した批判眼の持ち主

国際的なバックグラウンドとマルチリンガルについて以外にも、ゴーン氏についてもう一点興味深いと思う点があります。それは、ゴーン氏の元妻(最初の奥さん)であるリタ・ゴーン氏が書いた「ゴーン家の家訓」という本で彼女がゴーン氏の人柄について「透徹した批判眼の持ち主」と述べていることです。

ゴーン氏の学歴やキャリアについては調べれば沢山情報が出てきますが、それらを読んでいるとまず「非常によくできる人、成功者」という印象を与えますよね。

これは、リタ氏も述べているように彼の「常に批判的に物事を見る」姿勢が根本にあるのでは(少しでもその性質が彼の成功に貢献しているのでは)と思います。

やはり勉強やビジネスにおいて「常に批判眼を持つ、簡単には納得しない」というのは成功に繋がるポイントの1つかなと思っています。

「イエス」「OK」というのは、反論するより人間誰にとっても楽なのは明らかです。

でもまずは批判的な眼を向けることによって、相手はこちらを説得するためにより考えるし、よりアイデアを推敲しようとするでしょう。それこそが、たとえその方が周りの反感を買ったり、時には敵を作ってしまったりといばらの険しい道であったとしても、周囲が驚くような成功に導くポイントかもしれないと思っています。

私の周りには実際「透徹した批判眼の持ち主」が結構いて(特にドイツに多いタイプだと思いますので 笑)、そういったタイプの人とは初めはやりづらいと思うのですが、関わっていくうちに結局はそういったタイプの人のおかげで物事のレベルが上がっていく、と有難く感じるという経験を度々しています。

決してゴーン氏を応援しているという意味ではありません。逮捕の原因となった不正は、決してやってはならないことだったと思います。とは言え、人として興味深い部分は多々あるとは思います。

Comments

Copied title and URL