ブレクジット反対派が多いロンドンのショーディッチとブリックレーンについて調べてみた!シリアルキラーカフェってなに?

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イギリスEU離脱、いわゆるブレクジットまであと3日 (現状のEU離脱予定日は3月29日です)。

外国人を含め、イギリスに住むブレクジット反対派の人々のリアルな声に関心が集まる時期だと思います。ブレクジット後、彼らの日常には具体的にどのような変化が訪れるのでしょうか。

30か国語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

ロンドン東部ショーディッチエリア

トレンディーなショーディッチ (Shoreditch) エリアでは、地元民がブレクジットによりどのような影響を受けるか指摘する – アートからヘルスケア、小規模ビジネスまで全てだ。自分の職について心配する人もいれば、この国に居続けることができるのかを心配する人もいる。

Deutsche Welle, EUROPE, “Brexit: In multicultural east London, locals look to future with fear“, Date 25.03.2019, Author Sally Hayden (London)

ショーディッチ (Shoreditch) はご存知でしょうか?ロンドンやイギリスに詳しい人でない限りは、聞いたことがないという方が多いかもしれませんね。

このエリアはロンドンの東部寄りに位置しており、ここ最近東ロンドンでは最もクールな多文化エリアとしてオシャレな若者たちに人気です。ショーディッチの東部は主に居住エリアですが、西部には多くのバーやナイトクラブが立ち並んでいます。

ありとあらゆる壁にアートが施されており、壁xアートという点ではベルリンEast Side Galleryイーストサイドギャラリー)を彷彿とさせるようなエリアです。

これは、アートを愛する者としてはクール以外の何者でもないですね 😉

私はロンドンは数回訪れたことはあるものの、ショーディッチはまだ訪れたことがありません。

旅行でロンドンに行くと、やはり典型的なコースを辿ってしまいがちですが(ビッグベン、ウェストミンスター、バッキンガム宮殿、大英博物館、セントポール大聖堂、ロンドン塔、ピカデリーサーカス、ハロッズ等々)こういったいわゆる主役級の名所を制覇した後は、ショーディッチなどローカルでクールなエリアを訪れるのが面白いと思います。

私も次回ロンドンに行く時はショーディッチをリストに追加して行きます 🙂

ブリックレーンエリア

ロンドン東部のブリックレーン (Brick Lane) は多文化主義で長年有名だ。最近では急速な生活水準の向上が進んでいる。複数のヴィンテージショップがカレー屋さん、ヴィーガン市場や、2015年の抗議の際に反高級化の活動家の標的となった悪名高きシリアルカフェと隣り合わせている。

DEUTSCHE WELLE, EUROPE, “BREXIT: IN MULTICULTURAL EAST LONDON, LOCALS LOOK TO FUTURE WITH FEAR“, DATE 25.03.2019, AUTHOR SALLY HAYDEN (LONDON)

ショーディッチと同じエリアにあるブリックレーン (Brick Lane) は、特にバングラデシュからの移民が多いエリアで、ロンドンのバングラデシュコミュニティーのコアとなっているようです。

カレー屋さんが沢山あることで有名なだけでなく、多くのマーケットやヴィンテージショップなどがありファッション好きにはたまらないエリアだとか。

ショーディッチと並んで、東ロンドンでは若者に大人気の、異国情緒漂うお洒落エリアです。

“悪名高き” Cereal Killer Cafe(シリアルキラーカフェ)

記事内で述べられている「悪名高きシリアルカフェ」について疑問に思った方もいらっしゃると思います。このカフェは「Cereal Killer Cafeシリアルキラーカフェ)」という、シリアルを売っているお店です。

なんでも、ボウルに入ったシリアルが高いもので4.40ポンド(およそ650円弱)するにも関わらず日曜日の朝お客さんが列に並んでシリアルボウルを買い求める姿が目立ったことから、ブリックレーンの「高級化 (=貧しかったエリアの生活水準の向上)」の象徴として捉えられるようになりました。

そのため、2015年に高級化に反対する活動家たちによる抗議が起きた際に、標的にされたということです。たかが1食分のシリアル(…と言ったら言葉が悪いかもしれませんが)で650円弱というのは確かにちょっと値段設定が高めかもしれませんね。

もっとも、東京やニューヨークなどの大都市ではそのくらの値段設定は全然普通というか、むしろもっとぼったくりなものも沢山ありますけどね。

ブリックレーンはロンドンだけれど、歴史的に移民が多く貧しかったエリアということで、こういったキャピタリスティクなビジネスは合わないと思う人もいらっしゃったのでしょう。

ちなみに、個人的にはシリアルキラーカフェで650円のシリアル、食べたくないですね。

実際に行ったことがなくて、試したこともないのに意見していることは説得力に欠けるかもしれませんが、写真で見る印象だととにかく「着色料がすごそう」「体に良くなさそう」なので(笑)

私は自分が食べる物にはこだわりがあり、ただ美味しいだけではなくて体に良くて質の良い物を基本的に食べるように心がけているので、650円という値段設定は質が良くて健康的なものに支払う値段としては個人的には全然OKですが、このようなカラフルなシリアルは遠慮したいですね 😀

ブレクジット反対派

本題に戻りまして、ブレクジット。こういった国際的で、若者が多く、都会的でオープンなマインドセットを持つエリアは、典型的なブレクジット反対エリアと言えるでしょう。

記事に登場する方々の意見を読んでいても明確な通り、皆ブレクジットによるネガティブな影響を心配しており、将来に不安を感じています。

EU離脱の是非について再度国民投票を行うべきだと主張している方も多いです。記事の中で印象に残った例えがあります:

レストランで肉と魚どちらにするか聞かれ「魚」と答える。すると「では毒入りの魚とゴミ魚のどちらが良いか」と聞かれ、始めの問いに戻って「肉」にする。

DEUTSCHE WELLE, EUROPE, “BREXIT: IN MULTICULTURAL EAST LONDON, LOCALS LOOK TO FUTURE WITH FEAR“, DATE 25.03.2019, AUTHOR SALLY HAYDEN (LONDON)

今イギリスは「毒入り魚かゴミ魚かで悩まされている状況」ということでしょうか。いずれにしても好ましくないですよね。

もし本当に再度国民投票が行われて、EU残留派が勝てば、「最初の問いに戻って肉にした」ということになりますね。

一点気になるのは「魚と肉」のチョイスは「EU離脱と残留」のチョイスに比べるとあまりにフラット(どちらも害のない選択肢)だとは思いますが、まぁ全体としては確かにうまい例えだと思います。

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