メルケル訪日 海外の反応 – 明仁天皇&皇太子徳仁親王との会談, WTO改革やジャーマンジョークについてまとめ

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訪日されていたメルケル首相は滞在中の2日目と最終日はどのように過ごされたのでしょうか。海外(ドイツ)の反応を見てみましょう。

30か国語で報道しているドイツの国際的なメディア「Deutsche Welle (ドイチェ ヴェレ)」でも記事が公開されていました。記事の一部を下記に訳して引用として使用させて頂きます。

メルケル訪日 海外の反応 – 明仁天皇& 皇太子徳仁親王との会談

訪日中の2日目と最終日にアンゲラ・メルケル首相は明仁天皇と会談した。その後の学生と科学者とのイベントでは、北朝鮮の非武装化から牛の消化までトピックが多岐に渡った。

Deutsche Welle, NEWS, “In Japan, Angela Merkel warns against handling North Korea naively“, Date 05.02.2019

メルケル首相にとって明仁天皇と会談するのは今回が3度目。明仁天皇がご退任されるため、おそらく今回が最後の会談となりました。天皇陛下と会談された後、同じ日に皇太子徳仁親王とも会談されたということでした。訪日中の海外の政治家が明仁天皇や皇太子徳仁親王と会談するのは珍しいことのようです。

今回メルケル首相の来日は日本から特に大歓迎されたということで、明仁天皇と皇太子徳仁親王にお会いしたのも、今回の特別待遇のうちの一部なのかもしれませんね。

メルケル首相が大学にてディスカッションイベント

その後メルケル首相は、都内にある大学へ学生たちとのイベントに参加するために向かわれたとのこと。メルケル首相とのディスカッションイベントには、日本人学生のみならず様々な国からの学生が参加されたということでした。ここでもメルケル首相は、自由貿易の重要性を強調されていたそうです。

WTO改革を推進したい日本

日本は今年G20議長国を務めますが、その間にWTO (World Trade Organization, 世界貿易機関) の改革を進めたい目的があります。

WTOの設立は1995年。発足から既に24年もの年月が経過してます。この長い期間の間に新興国が急速な発展を遂げたりと、WTOを取り巻く環境が大きく変化してきましたので、改革に動くのは理にかなっていると思います。

むしろもう少し早く改革に動き出しても良かったのではと思います。国際貿易における多国間主義を尊重するドイツと日本は、この点においても共通の利益が多くあります。米中の貿易戦争がこのまま続けば、中国における消費の急速な鈍化をすぐに実感することになるとメルケル首相は強調しました。

WTO改革の一部であるCO2規制

炭素税の導入やCO2規制についてのアイデアもWTO改革のうちの一部で、それに関連してメルケル首相はドイツでの石炭燃料セクターの継続的な拡大について学生たちとのディスカッションにてちょっと厳しい質問を受けたようです。

ドイツはロシアからの燃料依存を抜け出したい意図もあって石炭燃料が発展してきましたが、ドイツ政府は2038年までに国内全ての石炭火力発電所を閉鎖するという目標を掲げました。

イギリスも2025年までに完全に廃止する予定だそうです。石炭による発電は、炭素を排出するだけでなく有害な物質をも排出しており、大気汚染の直接的な原因となってしまいます。環境対策に力を入れるドイツが石炭燃料を将来的にも継続するのは、確かに矛盾していますよね。

CO2規制のトピックでは、ちょっと面白いですが牛の食生活について触れたそうです。農業面では、牛に正しい食生活を送ってもらうことで、CO2の排出量を減らしていかなければ、ということでした。これってジャーマンジョークなのでしょうか?牛によるCO2排出量がそんなにも大きな問題なのかどうか… 気になる人は調べてみてはいかかでしょうか 😉

ジャーマンジョーク

ちなみに日本人が思う「ジャーマンジョーク」が私としてはどんなものかイマイチピンと来ませんが、ドイツに長年住んでいて思うのは、ドイツ人は結構よく冗談を言います。日本人よりは遥かに多く。

ビジネスや授業中など、シリアスなシチュエーションであっても、笑いを誘うようなちょっとした冗談を言うことで場の雰囲気を和ませようとするドイツ人の方は沢山いらっしゃいます。

ドイツ人がよく言うジョークの中で一番多いのは皮肉かなと思います。例えば外が大荒れの天気の時に「今日はなんて素晴らしい天気なんだ!」みたいなやつです。これだけ文字で書いても全然面白くなくてピンと来ないかもしれませんが、シチュエーションとタイミングによっては正直な気持ちと明らかに真逆なことを言う、いわゆる「皮肉ジョーク」は結構普通に面白かったりします 🙂

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